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小～中学の友達で饅頭屋の息子と言うのがおりました。彼はMTVやベストヒットUSA等のMV番組が好きで、幅広く洋楽を聴いておりました。
私が高校生の頃のある日…彼から「一緒にコンサートへ行こう！」と誘われた。なんでも当時、福岡ローカルでやっていたFBS「ナイトジャック福岡」でペアチケットがあたっそうな。私「…で、誰のコンサート？」
饅頭屋の息子「IRON MADEN」
ん～…俺、MEIDEN知らんもんなぁ～と思いつつ…
言われるがままIRON MAIDENのパワースレイブツアー福岡公演へと行ったのでありました。
当時洋楽のコンサートは「九州は客の入りが悪い」と言われながらも、何故か必ず福岡がブッキングされていて、東京、大阪、名古屋に負けない位、洋楽のミュージシャン来ていました。
コンサート当日…会場の福岡サンパレスに到着して…番組の当選ハガキをチケットに交換すると…席は一階の後ろでステージが良く見えない！2階3階を見るとガラガラ…よし！これは2階の端っこのせり出した所で見よう！という事になり2階右側隅っこに席を確保！
そしてコンサートが始まると…凄まじいパワーの演奏と、見たことの無いパフォーマンス！立ち上がる火柱とライブ後半に登場したミイラ化した巨大なエディに度肝を抜かれました！
その時のLIVEの模様はIRON MAIDENのLIVE盤の中でも名盤と誉れ高い…
「死霊復活 LIVE AFTER DEATH」に余すところなく収録されています。このLIVEでこの曲が強烈に印象に残っていました。
Revelations（悪魔の誘い）作詞：DICKINSON PAUL BRUCE 作曲：DICKINS 1983年
O, God of earth and altar
Bow down and hear our cry
Our earthly rulers falter
Our people drift and die
The walls of gold entomb us
The swords of scorn divide
Take not thy thunder from us
Take away our pride
Just a babe in a black abyss
No reason for a place like this
The walls are cold and souls cry out in pain
An easy way for the blind to go
A clever path for the fools who know
The secret of the hanged man, the smile on his lips
The light of the blind, you'll see
The venom tears my spine
The eyes of the Nile are opening, you'll see
She came to me with a serpent's kiss
As the eye of the sun rose on her lips
Moonlight catches silver tears that I cry
So we lay in a black embrace
And the seed is sown in a holy place
And I watched and I waited for the dawn, oh
The light of the blind, you'll see
The venom tears my spine
The eyes of the Nile are opening, you'll see
Go
Bind all of us together
Ablaze with hope and free
No storm or heavy weather
Will rock the boat you'll see
The time has come to close your eyes
Still the wind and rain
For the one who will be king
The watcher in the ring
It is you, oh
It is you
It is you
Iron Maiden - Revelations (Live After Death 1985)
壮大なロックバラードで始まり…サビ前の強力なコール＆レスポンス、複雑に展開されるツインギター等々…聴きどころ満載で…しっかりと心に刻まれたのであります。
そして…実はこのLIVEには後日譚があって…
このLIVEの翌日は、映画「ターミネーター」の試写会があって、学校帰りに中洲の明治生命ホールへ行きました。
まだ、海の物とも山の物とも知れないジェームズ・キャメロンと言う監督の作品…映画を見終わった後「低予算B級映画やけどなかなか面白かったやん。”逃げても逃げても追って来るサイボーグ”と言う設定は、映画「ウエストワールド」に似ているな～」とか「あ～でも昨日のIRON MAIDEN良かったな～」等と思いながら歩いていると…
中洲西大橋に差し掛かったところで向こうから長髪の外人の団体がぞろぞろ歩いてきて…若い人がキャーキャー言いながら握手を求めていた…
あ…IRON MADENやん…
茫然と見ている私の前をメンバーたちは歩いて行ったのでありました。
あまりの突然の事だったので、あの時、握手をしていなかったのを後悔しまくり之助でした。
