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私は小~中学校時代、剣道一筋の少年剣士でした。
プライベートでは流行りの音楽にはほとんど目もくれず、クラッシック音楽やオーケストラ主体の映画音楽などを貪るように聴く、変わった嗜好の子供でした。

時を同じくして…ぴろQ初恋の女の子がブラスバンドでフルートを吹いていてブラスバンドには並々ならぬ興味を持っていたのでありました。

そんな私が高校に入ってまずやりたかったのは…ブラスバンド部に入部して大好きなクラッシック音楽を存分に楽しみたい…と言う事でした。
高校入学後、勇んで入部した物の、あてがわられた楽器はクラリネットycl-sevm_f_0001_f
本当は金管楽器など派手な楽器が希望でしたが…まぁ当時、ジョン・ウイリアムスの「1941」や「スターウォーズ」の作品の中でもクラリネットが派手に出て来る曲があったので受け入れました。

さて楽器が決まると、次は夏のブラスバンドコンクールで演奏する曲の練習です。その年の課題曲はジェイムズ・スウェアリンジェンが作曲したこの曲でした。


インヴィクタ序曲/Invicta(吹奏楽オリジナル) 1981年

この壮大な曲を、全くの未経験者なのに…先輩や指揮者の先生からも「なかなかいい音出すな!」と褒められ、見事、大舞台で演奏しました。
思えば、私はあのTHE ALFEEやIRON MAIDEN、MEGADETH、METALLICAよりも先に福岡サンパレスの舞台に立ってしまったのです。

入部後はクラッシック系の楽団の演奏会へ足を運ぶ機会も増えて、色々勉強した物です。特に、当時から演奏力に定評のあった精華女子高校の演奏を鼻息荒くして聴いたものです。
…なぜなら私は男子校だったから(爆)


コンクールの後…ジョン・ウイリアムスやジョン・バリー、ジョリーゴールドスミス等のオーケストラ系映画音楽を演奏したい私に対して「ラムのラブソング」や「ルパン三世のテーマ」などポップス系をやりたがる先輩…1年生の私の意見も通ることなく…嫌気がさして1年で辞めてしまいました。(笑)